ごみ箱のない街
日本を初めて訪れる旅行者がよく驚くことの一つが、街はきれいなのにごみ箱がほとんど見当たらないという点です。公園や繁華街、観光地でもごみ箱を見つけにくいことが多く、出たごみは自宅や宿に持ち帰って捨てるのが当たり前とされています。そのため旅行中は、小さなポリ袋やチャック付きの袋を一つ持ち歩き、ごみをまとめておく習慣がいちばん実用的です。屋台などで食べ物を買ったときは、その店の前で食べて容器を店に返すのが一般的です。
ごみ箱の少ない街でのごみの扱い方、地域ごとに違う分別の基準、屋内と路上の喫煙ルール、電子たばこの注意点を訪日客向けにまとめました。
日本を初めて訪れる旅行者がよく驚くことの一つが、街はきれいなのにごみ箱がほとんど見当たらないという点です。公園や繁華街、観光地でもごみ箱を見つけにくいことが多く、出たごみは自宅や宿に持ち帰って捨てるのが当たり前とされています。そのため旅行中は、小さなポリ袋やチャック付きの袋を一つ持ち歩き、ごみをまとめておく習慣がいちばん実用的です。屋台などで食べ物を買ったときは、その店の前で食べて容器を店に返すのが一般的です。
ごみ箱がまったくないわけではありませんが、用途が決まっている点を知っておくと安心です。コンビニのごみ箱はその店で買った物のごみを捨てる場所と考えられており、家庭ごみの持ち込みを断る掲示がある店も多くあります。駅のホームや改札の周りには分別式のごみ箱が置かれていることがあります。自動販売機の横の回収箱は飲み物の瓶、缶、ペットボトル専用なので、ほかのごみを入れてはいけません。いちばん確実なのは宿なので、一日に集めたごみは宿で片付ければ十分です。
日本のごみの分別は自治体ごとに基準が異なり、かなり細かく分かれています。旅行者がすべてを覚える必要はありませんが、大まかな分類を知っておくと、ごみ箱の前で迷いにくくなります。
ホテルでは客室のごみ箱に入れればたいてい係の人が片付けてくれますが、分別用に箱が分かれていれば、それに合わせて入れてください。住宅を借りる民泊は事情が違います。地域ごとにごみを出す曜日と場所が決まっていて、決まり以外の日に出すと近所から苦情が来て、宿の運営が難しくなることさえあります。宿の案内どおりに分別しておくか、チェックアウト時に指定の場所に置きましょう。食べ残しは水気を切り、においが漏れないよう袋の口を縛ります。
日本では法改正により、飲食店、事務所、宿泊施設の共用部分など、多くの人が利用する屋内を原則禁煙と定めました。ただし、区切られた喫煙室を設けた場合や一定の要件を満たす店などの例外があり、入口に喫煙の可否を示す標識を掲げることになっています。加熱式たばこも、紙巻きたばことは別の区域でのみ吸えるようにしている施設があります。たばこを吸わない旅行者は標識を見て煙のない店を選べばよく、喫煙者は屋内では必ず喫煙室を探す必要があります。
屋外なら吸ってよいと思いがちですが、実際にはその逆であることが多いのです。多くの自治体が条例で路上喫煙禁止区域を定めており、駅の周辺や繁華街で違反すると過料を科す地域もあります。歩きたばこは、ほとんどの都市で強く嫌がられます。喫煙者は駅の近くや公園などに設けられた指定喫煙所を探す必要があり、場所は地図アプリや自治体の案内で確かめられます。吸い殻を道に捨てるのは禁止されているので、携帯灰皿を持っておくとよいでしょう。
ニコチンを含む電子たばこの液体は、日本では一般の商品として売られておらず、持ち込みや使用に規制があります。個人で使う目的で持ち込める範囲も決められているため、出発前に日本政府の公式案内を確かめるよう海外からの旅行者に伝えています。紙巻きたばこにも免税で持ち込める量の上限があり、超える分は税関で申告しなければなりません。宿の客室でこっそり吸うと清掃料や違約金を求められることが多く、火災報知器が鳴ればほかの宿泊客にも大きな迷惑がかかります。
自動販売機の横の回収箱に一般のごみを入れる、コンビニのごみ箱に外のごみをまとめて捨てる、観光地のベンチにごみを置いていくといった行動は、旅行者が最もよく指摘されるものです。喫煙者は、禁止区域の標識と指定喫煙所の標識を確かめる習慣が必要です。分別の基準、喫煙禁止区域、過料の額は自治体ごとに異なり変わることもあるので、滞在する地域の公式案内に従いましょう。決まりが分かりにくいときは、ごみを持ち歩いて宿で処理するのがいちばん安全な選択です。
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